500年の伝統を未来へつなぐお菓子『奥能登しおポテトチップス』

こんにちは、八百万まいです。

 

先日石川県のおすすめお土産として『揚げあられ ビーバー』をご紹介しました。

 

mai-yaoyorozu.hatenablog.jp

 

今回はもう1つおすすめのお土産、『奥能登しおポテトチップス』のご紹介です!

普通のポテトチップスとは少し違う、『奥能登だからこそ』なポテトチップスをぜひ楽しんでいただけたらと思います。

 

 

伝統から生まれた「奥能登だからこそ」のポテトチップス

『奥能登しおポテトチップス』はその名の通り、奥能登の塩で味付けされたポテトチップスです。

使用している原材料は

 

原材料
  • 馬鈴薯(国産、遺伝子組み換えでない)
  • 植物油
  • 食塩(揚げ浜塩)

以上の3つだけ。

添加物は一切使用していない、シンプルな味付けとなっています。 

 

 

現在は石川県内や公式オンラインショップ(DENEN SHOP(デンエンショップ)公式|奥能登の塩)、amazon楽天等で購入することができます。

 

Ante:味付けは塩のみ。まさにシンプルの極み。「奥能登しおポテトチップス×4個」

価格:1,779円
(2022/11/28 14:37時点)
感想(1件)

単純に「奥能登の塩」とだけ聞くと、「なんだ、ただと塩味のポテトチップスじゃん」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そんな言葉が一瞬頭をよぎった皆さん、ちょっとだけ待ってください。

 

このポテトチップスに使用されている塩は、ただの普通の塩じゃないんです!

 

地域活性化を目指す

 

ポテトチップスの説明を始めるまでに、まずはこの商品を販売している会社さんについてご紹介させてください。

 

この『奥能登ポテトチップス』を開発販売しているのは、石川県加賀市にある株式会社Ante(アンテ)さんです。

 

株式会社アンテ | 地域資源を再編集。地域ブランド開発で、石川県を活性化。

 

㈱Anteさんは地元石川県の農産物や伝統技術を利用した商品開発を行っており、事業を通じて石川県の地域活性化に貢献している会社です。

 

今回ご紹介するポテトチップスなどの商品開発のほかにも、

事業内容
  • 観光・地域活性化事業
  • プランニング事業
  • デザイン企画
  • 映像コンテンツ事業
  • カフェ事業:しお・CAFE
  • 製塩事業:揚げ浜式製塩法での塩づくり

など、地域活性化をベースに幅広く事業展開しています。

 

この数ある事業の中の一つ『製塩事業』が、今回ご紹介する『奥能登しおポテトチップス』が普通のポテトチップスとは違う理由なんです!

 

伝統製法で生まれるこだわりの塩『DENEN』

 

『奥能登ポテトチップス』に使用されている塩は、能登半島で作られています。

 

www.sio-denen.jp

 

『DENEN(でんえん)』と名付けられているその塩は、石川県能登半島にだけ今も伝えられている伝統製法「揚げ浜式製塩法」という作り方で、自然の力を利用し、人力で手間暇かけて作られています。

 

工場ではできない、自然と人の手だからこそ生まれるまろやかな塩です。

 

DENENの製塩方法である「揚げ浜式」は、「塩田」と呼ばれる砂が敷き詰められた場所に海水を汲み揚げることからそう呼ばれるようになりました。

今から500年以上も前から石川県珠洲市能登半島の先端)で継承されてきた伝統技法です。

過去には数多くの製塩業者があり盛んに製塩がおこなわれていましたが、現在この「揚げ浜式製塩法」が残るのは能登半島のみとなってしまいました。

 

人力で海水を塩田へと汲み揚げ均等に撒いていく。

太陽と風の力で乾燥させ、砂についた海水から塩の結晶が生まれる。

また人力で砂を集め海水で塩の結晶を流し、塩分濃度の濃い海水をとる。

その海水を炊き、ろ過し、また炊き、そうしてようやく塩を取り出す。

異物混入がないか、最終的な選別も人の目視と専用の金属探知機で。

 

時間と労力がかかる、とても大変な作業です。

けれど、だからこそ生まれる能登だけの美味しさがある。

 

これからも後世へと残していくべき、大切な伝統技法であり大切な塩なのです。

 

『DENEN』という名には、作り手の大切な思いが込められています。

 

塩としての塩作りを大切に

統を次世代につなげたい

その想いから

DENEN=でんえん

と名付け、能登の塩ブランドとして皆さまにお届けします。

 

DENEN|奥能登揚げ浜塩田しおより引用)

 

伝統の塩とじゃがいも。シンプルだからこそ生まれる美味しさ。

 

 

最初にお伝えしたように、このポテトチップスは能登の塩『DENEN』と国産の馬鈴薯、そして植物油だけで作られています。

 

 

見た目は普通のポテトチップス。

 

少し厚めに切ったじゃがいもを、受け継がれてきた伝統の釜揚げ製法で堅めに揚げています。

 

食べてみると、想像とは違い控えめな塩味!

ガツンとしていないので、じゃがいもの味もしっかりと感じながら、塩のうまみも楽しめます。

 

また、堅めに揚げているとはいえ、ザクザクバリバリとした食感ではありません。

一般的なポテチよりも「歯ごたえがよくパリパリ」という感じ。

嚙んだ後のかけらで口の中を怪我してしまう心配もないので、お子様やご高齢の方でも安心して食べていただけると思います。

 

そして油のにおいが気になる、食べ進めていくと油っぽくて手が止まるということもなく、シンプルな味付けだからこそどんどんと食べ進められてしまいます。

 

あっという間に一袋完食。

また食べたいなぁと思わせてくれるポテトチップスです。

 

繋いできた伝統が、今を特別な時間にしてくれる。

『奥能登しおポテトチップス』は、スーパーで並んでいるポテトチップスよりも少しお値段がします。

でもそれは、作り手の皆さんが自分たちの手とそして自然の力で生み出した大切な塩を使い作った、伝統を背負うポテトチップスだからです。

 

なんだか最近勉強を頑張っている。

仕事少し辛いなと思ったけどなんとか乗り切れた。

家族に嬉しいできごとがあった。

今日はちょっと悲しいことがあった。

 

いろいろな思いがある日々の中で、このポテトチップスを開けたとき、きっとなんだかちょこっと特別な時間に感じられる。

 

500年前から続く伝統が、今を特別な時間にしてくれます。

 

ぜひお一人でも、お友達やご家族とでも、能登で生まれたこのポテトチップスをお楽しみください。